自活生活 フリーランス歴10年の筆者が綴る"いま知っておきたいこと"まとめブログ「自活生活」(制作中!!)

資金繰りを悪くする要因

サラリーマンとフリーランスとの大きな違いは、お金の使い方を自分で自由に決められるということです。冒頭で “好きなものを好きなだけ買える” とお話しした通り、ハイグレードな社長用の椅子を買うこともできれば、高級ラウンジでの交際費も使いたい放題。

もちろん経費は全額自腹です。事務所の家賃も自分持ち、コピー代も光熱費も全部自分で支払わなければなりません。何100万円もローンを借りて器具備品等を購入したら、そのローンも返済しなければなりません。毎月自動振替の日が近づくと、通帳とにらめっこ。どうやってお金を工面するか頭を抱える人も多いことでしょう。

では、なぜ資金繰りが悪くなるのか? そこには4つの大きな “落とし穴” あるのです。

売掛金が多すぎる

お金のグラフ

売掛金が多すぎるとなぜ問題なのでしょう? 売掛金は通常2ヶ月以内に回収できますが、経営状態の悪い得意先からは全額回収できるとは限りません。せっかく仕事をしても、「資金繰りが厳しいからちょっと待って!」と、お金を払ってくれない得意先もあります。

入金が遅れている得意先に、「催促したら取引関係にヒビが入るかなあ~」なんて、あまり気を遣う必要はありません。倒産するかも知れない……と思ったら、値引きしてでもなるべく早めに回収しましょう。

いよいよ危ないと感じたら、思い切ってこちらから取引をお断りする勇気も必要です。相手の仕事を受けて売掛金が入って来ないとなったら、材料費などの必要経費が持ち出しとなるので、時にはシビアに決断しましょう。

在庫が多すぎる

倉庫

在庫が多すぎるとなぜ問題なのでしょう? 在庫が多いと資金が凍結された状態になるため、資金に余裕がなくなり、資金効率が悪くなって経費の支払いや設備投資などに資金が回せなくなってしまいます。

さらに、在庫が多いと保管料や保険料・棚卸の費用など、維持コストもバカになりません。在庫が長期間売れずに残っていると商品が劣化したり流行遅れになったりして、値下げをしたり処分したりすることに。余計に資金効率が悪くなります。

ただし、在庫が少なすぎると欠品のリスクが増え、商品の注文を受けても出荷できず、販売のチャンスを逃してしまうかも知れません。一般的には2か月で在庫が回転する程度が適正在庫と言えるでしょう。

無駄な経費が多すぎる

豚の貯金箱

無駄な経費が多すぎるとなぜ問題なのでしょう? 所得税などの税金が安くなるからと、無理にでも経費を使いたがる人がいますが、資金繰りを考えた場合、これは最もバカげた選択と言えます。

無理して100万円経費を使ったおかげで30万円も税金が安くなったと喜ぶ人もいますが、税金を払ったとしても、無駄な100万円の経費を支払わなければ、手元に70万円の資金が多く残ります。

また、意識的に無駄な経費を使わなくても、いつの間にか財布の中身が減っていくこともあります。そんな “使途不明金” も、ちゃんと領収書を保管し、現金出納帳を作ってしまえば何に使ったのかが分かりますので、無駄な経費を洗い出し、抑えることができるようになります。

最近は簿記を知らなくても資金管理ができるクラウド会計システムもありますので、億劫がって全部税理士に丸投げしたりせずに、自分で経理処理をやってみましょう。

借入金が多すぎる

黒袋を渡す男性

借入金が多すぎるとなぜ問題なのでしょう? 借入金が多いと、当然元本の返済と金利の支払いで資金繰りを圧迫します。それだけでなく、追加融資を受けようと思っても、金融機関に申し込みを断られたり、例え融資を受けられたとしても金利が高くなってしまったりします。

そもそもどうして借入金が多くなっているのでしょうか? 借入金を開業当初や一時的に経営状態が悪化した時に、運転資金として借り入れることもあります。ですが、経営状態が順調になっても依然、借入金が減らないのは、設備等への過剰投資であることも少なくありません。

かっこいい外車に乗りたいかも知れませんが、資金繰りが悪いなら売却して返済に充てて国産の大衆車に乗り換えましょう。

まとめ

 
他人には嘘をつけても、自分には絶対嘘はつけません。成功すれば全部自分の手柄ですが、失敗すれば全部自分の責任です。できない理由を並べ挙げて逃げ回るのは簡単ですが、そんなことをしていて成功できるはずがありません。

どうすればできるようになるのか、その方法を必死で考えてすぐに行動に移すことのできる人だけが成功できるのです。ルールを決めるのは自分ですし、注意してくれる上司もいません。

お金の使い方についても、ついついルールを破り、どんどん資金繰りが悪い方向へ向かっても、すぐにはリカバリーできないこともあります。

自分自身にはなるべくルールを辛めに設定し、時には自分にレッドカードを出すことも必要です。フリーランスになれば、やればやっただけストレートに見返りがありますので、財務体質を改善してお金持ちになるためにも、まずは資金繰りをよくする努力をしてください。